インターンを活用して経費削減とは
インターンに対する考え方は会社によって異なるだろう。自社では無理だと考えるかもしれないし、学生に会社に接する機会を与えてあげたいと考えるかもしれない。
経営に対して攻めの姿勢を持つ会社、若い経営者の会社ではインターンの学生を積極的に活用し、 経費削減に大きな効果を上げている。
日本でもインターン制度が定着してきた現在、これら若い会社が考えるインターンに対する考え方と インターンの経費削減効果について解説していく。
インターンを活用するとなぜ経費削減できるのか
インターンを活用することで経費削減できる理由は以下である。- 青田刈りできる
- 会社の評価・評判を上げることができる
- 社内の人材を育てることができる
- 優秀な人材をアルバイト代金で雇うことができる
青田刈りできる
経費において最も高額な人件費。中でも最も頭を悩ますのが募集費用である会社は少なくない。
特に優秀な人材、新卒の学生を雇うとなるとリクルーティング費用に何百万とかかるのが当然になっている。
しかし、インターン制度を活用しそのまま入社してもらえれば、これらの経費はゼロとなる。
特にインターンに参加するような学生は優秀な人が多く、この優秀な学生を長期に渡って口説けるチャンスが与えられる。 また、インターン中に、会社の雰囲気に慣れるだけでなく、業務も覚えるため、入社後には即戦力として活躍してもらえる。
会社の評価・評判を上げることができる
インターンに参加する学生を通じて、その大学でのあなたの会社の評価を上げることができる。ほとんどの学生は部活動やサークル・ゼミに所属しており、当然インターン先の会社に関する話題は何度も出てくる。
インターンに参加する学生は給与や待遇よりも、会社のビジョンや経営理念、仕事のやりがいを重要視する。
それら評価を通じて優秀な学生が集まる手段を得ることができる。
社内の人材を育てることができる
人材を育てる方法の1つは、教える側に回ることである。自らが教える側に回ることで自分の仕事のやり方を見つめるだけでなく、 管理職の能力を育てることができる。
研修や昇進が必要な管理職の責務をインターンの学生を通じて実践することで大幅な経費削減となる。
優秀な人材をアルバイト代金で雇うことができる
優秀な人材を雇うには当然人件費が高い。しかしインターンの間は、たとえ優秀であろうとアルバイト代金程度の賃金で雇用することができる。
もちろん、学生であるため専門知識に優れた人材ではないが、 基礎能力の高い学生はインターン中にもどんどん能力が伸びていく。
インターン学生を受け入れるには
インターン学生を募集するには、各大学の窓口にその旨を伝え申し込みをすれば良い。多くの大学は無料でインターン学生を募集してくれる。
中小企業でも東大・京大、早慶の学生がインターンに参加することも珍しくない。
物怖じせず、積極的に活用するようにしたい。
インターン学生を受け入れる準備は万全に
経費削減したいからという理由だけで、準備や考えなしにインターンを活用するだけでは成果はでない。ひどい場合はインターン学生が辞めるだけでなく、会社の評価まで下げかねない。
受け入れ準備を整える
多くの会社はインターン制度を活用するものの、受け入れ準備をしていないことが多い。その結果、その場その場の指揮・命令を繰り返し、学生を作業者として扱ってしまう。
ひどい会社だと、学生が机に座ったまま何もせず、放置されることも珍しくない。
これらを回避するには、インターン学生を社員と同様に扱うことだ。
将来像、インターン中に身につけたいこと、なりたい自分のビジョンを明確にし、それを支援するような仕事を任せてあげることだ。
より詳細なやり方、方法は管理職の仕事と役割などをご参考頂きたい。
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