パソコンの電気代の経費削減手法

パソコンの電気代に関わる経費削減とは

パソコンの電気代に関わる経費削減
パソコンの電気代に関わる経費削減を考える場合、最も大事なのは、チリも積もれば山となる、という考え方である。
他の電化製品と異なり、パソコンは多くの会社で1人1台貸与されることが多い。
その為、パソコン1台1台の経費削減効果は大きくはないが、 会社全体で見ると大きな経費の削減となる。
また、パソコンの場合、経費削減対策を行なってもパソコンの性能は対策前と変わらない。
以下、パソコンの電気代に関わる経費削減について解説していく。

パソコン電気代に関わる経費削減 3つの視点

  1. パソコンそのものを変更する
  2. パソコンの設定を変更する
  3. その他知っておくと経費削減に役立つ知識
社員100人当たり年間経費削減額 100,000円~600,000円+@

パソコンそのものを変更する

パソコンは10年前と比較するとスピードは格段に早くなった。
と、同時に消費電力も非常に少なくなり、経費削減効果も大きなものとなっている。
電気代の経費削減のためにパソコンを買い換えることは本末転倒であるが、買い替えが必要な場合、 ノートパソコンは最も消費電力が少ないこと、また、デスクトップの場合は液晶モニターはLEDタイプが消費電力が少ないことを 覚えておくと電気代を安く済ませ大きな経費削減効果を得ることができる。

以下、パソコンの電気料金の目安である。

種類 年式 CPU 消費電力
(目安)
一日
(8時間使用時)
1ヶ月
(20日使用時)
1年
(20日使用時)
100台
(1年使用時)
ノートパソコン 10年前 Pentium4/2.4GHz 60w 10.5円 211円 2,532円 253,200円
5年前 Core2Duo/2.4Ghz 35w 6.1円 123円 1,476円 147,600円
現在 Corei3/2.0Ghz 20w 3.5円 70円 840円 84,000円
Corei5/2.5Ghz 20w 3.5円 70円 840円 84,000円
Corei7/3.0Ghz 20w 3.5円 70円 840円 84,000円
最新省電力型 Corei7/3.0Ghz 10w 1.7円 35円 420円 42,000円
デスクトップ 10年前 Pentium4/2.8Ghz 80w 14.0円 281円 3,372円 337,200円
5年前 Core2Duo/2.8Ghz 70w 12.3円 246円 2,952円 295,200円
現在 Corei3/2Ghz 50w 8.8円 176円 2,112円 211,200円
Corei5/2.5Ghz 60w 10.5円 211円 2,532円 253,200円
Corei7/3.0Ghz 70w 12.3円 246円 2,952円 295,200円
液晶モニター 5年前 CCFL(蛍光)/17inch 30w 5.2円 105円 1,260円 126,000円
CCFL(蛍光)/25inch 50w 8.8円 176円 2,112円 211,200円
現在 LED/17inch 15w 2.6円 52円 624円 62,400円
LED/25inch 17w 2.9円 59円 708円 70,800円
※1kwの電気料金を22円で計算

経費削減例その1:デスクトップからノートパソコンに変更する

デスクトップPCの買い替えを検討している場合、デスクトップPCからノートパソコンに買い換えると 大きな経費削減効果を得ることができる。

10年前のデスクトップ(80w)と液晶モニター(50w)から最新省エネノートPC(10w)に買い換えた場合
- 10年前のデスクトップPC(80w)
液晶モニター(50w)
最新の省電力型ノートPC(10w) 経費削減効果
1台/1ヶ月の電気代 457円
(281円+176円)
35円 422円
1台/1年の電気代 5,484円
(3,372円+2,112円)
420円 5,004円
100台/1年の電気代 5,484円×100台 420円×100台 500,400円
※1kwの電気料金を22円で計算

経費削減例その2:モニターを変更する

デスクトップパソコンにおいて、経費削減効果の大きなものはモニターの電気代である。
ここには記載していないが、製造年月やメーカーによっては25inch程度でも100wを超えるものも珍しくない。
現在主流のLEDモニターは消費電力が小さく、経費削減効果は大きい。

5年前のCCRF(蛍光)モニター(50w)からLEDモニターに変更した場合
- 5年前のCCRF(蛍光)/25inchモニター 現在のLED/25inchモニター 経費削減効果
1台/1ヶ月の電気代 176円 59円 117円
1台/1年の電気代 2,112円 708円 1,404円
100台/1年の電気代 2,112円×100台 708円×100台 140,400円
※1kwの電気料金を22円で計算

経費削減例その3:その他

デスクトップPCも最新の省電力タイプの場合、20w程度のものもある。
いろいろ検討してみるのも良いだろう。

パソコンの設定を変更する

本体のスリープモードを有効活用する

就業中のパソコンは本人が気づいてないかもしれないが意外と未使用時間が長い。
昼休み、小休憩、会議、また、離席はしないものの考え事をしたり、隣の人を指導していることもある。
ある統計によると会社におけるパソコンの未使用時間は1日8時間のうち、実に3時間を超える。
つまり、パソコンを使ってないにも関わらず電気代を浪費している。
これら無駄な経費を削減するには、パソコンのスリープ機能やスタンバイモードを利用するのが効果的である。

デスクトップPC(70w)でスタンバイモード、スリープモードを利用した場合
モード 再起動
時間
待機時
消費電力
電気代
1時間
経費削減効果
1時間
経費削減効果
3時間
経費削減効果
1台1ヶ月
経費削減効果
1台1年
経費削減効果
100台
スタンバイ
(サスペンド)
モード
3秒 10w 0.2円 1.3円
(1.5円-0.2円)
4.0円
(4.6円-0.6円)
79.2円
(92.4円-13.2円)
950.4円
(1,108.8円-158.4円)
95,040円
スリープ
(休止、ハイバネーション)
モード
10秒 1w 0.0円 1.5円
(1.5円-0.0円)
4.6円
(4.6円-0.0円)
92.4円
(92.4円-0.0円)
1,108.8円
(1,108.8円-0.0円)
110,880円
※1kwの電気料金を22円で計算

液晶モニターの場合、輝度が最も電気料金に依存する

液晶モニターは輝度を下げると消費電力が下がり、経費削減に最も効果がある。
CCFL(蛍光)/25inchで50wの消費電力であっても輝度を50~60%にすれば消費電力を2割削減することができる。

液晶モニター(50w)の輝度を半分(50%)にした場合
輝度 消費電力 電気代
1時間
電気代
8時間
経費削減効果
8時間
経費削減効果
1台1ヶ月
経費削減効果
1台1年
経費削減効果
100台
50% 40w 0.8円 6.4円 2.2円
(8.8円-6.4円)
48.0円
(176.0円-128.0円)
576円
(2,112円-1,536円)
57,600円
※1kwの電気料金を22円で計算

その他知っておくと経費削減に役立つ知識

ディスプレイケーブルにHDMIケーブルを利用する

液晶モニターの電気代の経費削減に最も効果があるのは輝度の調整である。
しかし、この輝度を下げるとモニターが見難くなることも事実である。

PC本体と液晶モニターをつなぐ線はアナログとデジタルがあり、アナログはD-Sub15pin、 デジタルはDVI、HDMI、DisplayPortの3種類あるが、 この接続をデジタル接続、中でもHDMIケーブルやDisplayPortケーブルにすると 輝度を30%~40%下げてもほとんど気にならいほど明るく綺麗に映る。

液晶モニター(50w)のケーブルをHDMIケーブルに変更した場合
ケーブル 消費電力 電気代
1時間
電気代
8時間
経費削減効果
8時間
経費削減効果
1台1ヶ月
経費削減効果
1台1年
経費削減効果
100台
HDMI 40w 0.8円 6.4円 2.2円
(8.8円-6.4円)
48.0円
(176.0円-128.0円)
576円
(2,112円-1,536円)
57,600円
※1kwの電気料金を22円で計算

ハードディスクはSSDの方が消費電力が低い

SSDはそのアクセスの早さから人気のハードディスクだが、実は電気代の経費削減にも大きな効果を発揮する。
一つはその早さである。
パソコンの起動や重い処理と言った消費電力が大きい処理もSSDなら半分以下、大きいものでは3倍以上の早さを実現し、 消費電力そのものが少なくて済む。

もう一つ処理にかかわらず、SSDはそもそもの消費電力が少ない。
通常のハードディスクは10w程度の消費電力を必要とするが、SSDの場合1~3w程度、消費電力が少ないものだと0.6wという製品も存在する。 値段はまだ若干高いものの、SSDに変更することで業務効率アップ、経費削減効果を期待できる。

ハードディスク(10w)をSSD(0.6w)に変更した場合
ハードディスク 消費電力 電気代
1時間
電気代
8時間
経費削減効果
8時間
経費削減効果
1台1ヶ月
経費削減効果
1台1年
経費削減効果
100台
SSD 1w 0.0円 0.1円 1.6円
(1.7円-0.1円)
32.0円
(34.0円-2.0円)
396円
(408円-12円)
39,600円
※1kwの電気料金を22円で計算

パソコンで最も消費電力が大きいのはビデオカード

仕事をする上ではほとんど不要であるにも関わらず、最も消費電力が大きいのはビデオカードである。
製品によって異なるが、100w程度、性能の良いものだと200wを超える電力が必要となる。
ビデオカードは主にゲームや動画など映像を処理するために必要な機能であり、ほとんどのビジネスシーンでは不要である。
購入時にはビデオカードをオプションで付けないこと、また、今のパソコンについてる場合でも不要なら外してしまうことで大きな経費削減となる。

ビデオカード(200w)を外した場合
ビデオカード 消費電力 電気代
1時間
電気代
8時間
経費削減効果
8時間
経費削減効果
1台1ヶ月
経費削減効果
1台1年
経費削減効果
100台
ビデオカード 200w 4.4円 35.2円 35.2円
(35.2円-0.0円)
704円
(704円-0円)
8,448円
(8,448円-0円)
844,800円
※1kwの電気料金を22円で計算


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