ファックスに関わる経費削減とは
ファックスも今やインターネットを通じた送受信がメジャーとなりつつある。その結果、各社ファックスに関する様々なサービスが提供可能となり、 自社に合っサービスを選択し、経費削減することも難しくなくなってきている。
ここではファックスに関わる経費削減方法とその特徴について紹介していく。
ファックスに関わる経費削減 4つの視点
- インターネットファックスを利用する
- 格安送信ファックスを利用する
- IPファックスを利用する
- その他
年間経費削減額 | 0円~72,000円+@ |
インターネットファックスを利用する
インターネットファックスは様々な会社から提供されている。一日に多くのファックスの送受信をする場合には大幅な経費削減効果が見込める。
また、インターネットファックスはe-mail、スマ―トフォン、専用の管理ツールなどでファックスを受信でき、 送信はPDFやWORDなどをプリントアウトせずそのまま送信できる為、送信の手間や経費削減だけでなく、 紙、インク、本体の管理の煩わしさからも開放される。
提供会社によって送信方法、受信媒体の特徴は異なるものの、共通するのはファックスに関わる大幅な経費削減効果があることである。
1日10回利用、インターネットファックスに変えた場合
- | コスト | 総費用 | 経費削減効果 1ヶ月 |
経費削減効果 1年 |
|||||||
月額利用料 | 送信コスト | 受信コスト | その他コスト | ||||||||
通信費 | 普通紙 | 通信費 | FAX紙 | インク代 | 電気代 | 本体機器償却費 | |||||
通常のFAX機 | 0円 | 3,000円(※1) | 600円(※2) | 0円 | 600円(※2) | 250円(※3) | 80円(※4) | 166円(※5) | 4,696円 | - | - |
インターネットファックス | 1,000円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 0円 | 1,000円 | 3,696円 (4,696円-1,000円) |
44,352円 (3,696円×12ヶ月) |
※1:1日10回、市内10円の料金
※2:250枚入り500円のA4用紙を300枚(1日10回)使用
※3:1本5,000円、1/20使用
※4:待機電力5.0w、1kwの電気料金を22円で計算
※5:本体1万円、5年償却
格安送信ファックスを利用する
送信に限った経費削減方法だが、ファックスの通信費用を削減することができる。固定電話によるファックス料金と比較すると、送信単価が1枚@4円程度と非常に安いのが特徴である。
送信方法はPDFなどに限定されるものの、複数箇所への同時配信が可能なため、経費削減と同時に時間短縮が可能である。
また、基本料金など固定費がかからないことが多いため、利用したい場合のみ手軽に利用できる。
1ヶ月1000枚、格安送信ファックスを利用した場合の経費削減効果
ファックス送信費 | 経費削減効果 | 経費削減効果 1年 |
|
固定電話 | 10,000円 | - | - |
格安送信 ファックス |
4,000円 | 6,000円 (10,000円-4,000円) |
72,000円 (6,000円×12ヶ月) |
IPファックスを利用する
IPファックスの特徴は従来の電話回線の変わりに、IP電話回線を利用して 通信にかかる経費を削減する方法である。多くの会社では既にIP電話を利用し固定電話の経費削減を行なっているにも関わらず、 ファックスだけは従来通り固定回線を利用していることが少なくない。
IP電話回線を利用してファックスの送受信を行うと、以下のようなメリットがある。
- 通信速度が大幅アップ(電話回線の5倍以上)
- イントラネット間は通信費無料
- インターネットを通じて送信する為、通信費は定額かつ、格安
- インターネットを通じて送信する為、公衆回線の混雑が緩和
- SSL暗号化による盗読を防止
その他
会社が成長期である場合や普段事務所に人がいないような場合はレンタルオフィスを利用する ことで事務所代の経費を削減することができるが、このレンタルオフィスの中には ファックスだけに限らず電話、インターネットなども無料で利用できることがある。ファックスの経費削減をするためにレンタルオフィスを借りることはありえないが、
レンタルオフィスを借りようと考えている場合には会社によってオプションサービスに 大きな違いがあることに注意したい。
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