業務用ソフトウェアの経費削減手法

業務用ソフトウェアに関わる経費削減とは

業務用ソフトウェアに関わる経費削減とは
業務用、ビジネス用ソフトウェアの費用は1から開発したり、自社の業務にソフトウェアを合わせようとカスタマイズするほと高くなる。
ビジネスソフトウェア市場は 無料ソフトウェア>>パッケージ(ソフトウェア)>>スクラッチ(自社だけの独自仕様) で構成され、どのソフトウェアを選ぶかは選択時だけでなく、その後の経費、コストにも影響を与える。

ここではビジネスソフトウェアを選ぶ時の勘所、経費削減について解説していく。
特に成熟したパッケージはその機能、品質ともにほとんどの会社のニーズを満たす仕様になっている。

業務用ソフトウェアに関わる経費削減 6つの視点

  1. 市場の成熟度、業務の特徴を知る
  2. 無料ソフトウェアを利用する
  3. Excelを活用する
  4. シェアウェアを利用する
  5. スクラッチ開発はしない
  6. 保守契約を見直す
社員100人当たり年間経費削減額 ソフトウェア製品価格10%~100%+@

市場の成熟度、業務の特徴を知る

市場価格に最も影響を与えるのは市場の成熟度と業務の内容である。
財務・会計、人事・給与、顧客管理、販売管理などどの会社にも共通した業務の製品はこれまでアップグレードしてきた経緯から多くの会社の細かい仕様にも対応している。
また、製品によっては無料のソフトウェアも存在するため、うまく活用すると大幅な経費削減が可能である。
これらの製品は間違ってもスクラッチで自社用に開発しようとすることは避けるべきである。

逆に市場投入から間もない、あるいは、独自色の強い業務のソフトウェアは高価である。
業務の内容によっては発売されていないことも珍しくない。
この場合は独自開発するしか方法はないが、特徴を十分に理解し適当な開発で経費削減できるようにしたい。
何でもかんでもシステム化することは避け、柔軟に対応可能な簡素なシステムが初期費用、保守費用、利便性ともに優れることが多い。

無料ソフトウェアを利用する

メール、ホームページ、ウィルスソフト、グループウェアなど今やビジネス需要でも利用できる無料ソフトウェアは多い。
無料であるがゆえ、いくつかの制限がある場合もあるが、ビジネス需要に十二分に耐えうる内容となっている。
無料ゆえ、利用すればそのまま経費削減へとつながる。積極的に利用したい。

Excelを活用する

ビジネス用ソフトウェアは基本、データ入力、処理、出力の3つからなる。
業務用ソフトウェアはそれらに対して、利便性、信頼性、効率性、保守性などを高めたものである。
ほとんどのソフトウェアと同じ動作はExcelで実現可能である。
わざわざソフトウェアを購入しなくても、Excelで自作が可能である。
難しいプログラムは必要ない。
わからない処理があれば、専門の掲示板などで質問してみれば良い。
業務の内容を理解していれば、それをExcelに置き換えることはそれほど難しくはない。

シェアウェアを利用する

シェアウェアは個人が作成した小規模ソフトウェアである。(※法人の場合もある)
信頼性、保守性に不安は残るものの、値段が安く利用後の支払いのため、気に入ったものがあれば試す価値はある。
特にどの企業でも共通の業務(会計、給与、売上管理、販売管理、など)は、多くのシェアウェアが出まわっており、品質も安定している。

スクラッチ開発はしない

スクラッチ開発の最大の利点は企業独自の業務をシステム化できることであるが、 1からソフトウェアを作成するため、中小企業においては費用対効果で見合うことはほとんどない。
Excelを活用したり、市販のソフトウェアを活用した方が業務効率は多少悪いかもしれないが、コスト削減でのメリットは大きい。

保守契約を見直す

利用はしているものの、特にトラブルもなく、バージョンアップの変更もなく、 ただ単に何かあった時のために、という理由で保守契約費用を払っている場合がある。
一度整理して見直してみることをおすすめする。


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